ウェントワース・クラブは、イングランドの内陸部にある誰もが認める名門ゴルフ場です。
まるでお城のようなクラブハウスがあることでもとても有名なクラブです。
いわゆるヨーロピアンPGAの総本山とも呼ばれる一流のゴルフ場でもあります。
ウェントワース・クラブの名は1世紀以上も前にこの土地の所有者だったウエントワース夫人にちなんでいるそうです。
まず、1925年にイーストコースの18ホールがオープンし、翌年にはウエストコースの18ホールが完成しました。
そのほか9ホールのゴルフ場があります。このうちウエストコースがいちばん難しく、世界マッチプレー選手権など大きなトーナメントが数多く開催されています。
ウエストは別名「パーマロード」(ビルマの道)と呼ばれており、とても有名です。
ゴルフ場自体の人気もあり、なかなか予約を取ることも難しいとされています。
しかも「金持ちのコース」と言われるほどフィーが高いことでも知られています。
ウエストコースが難しい理由のひとつは、フェアウエイがとても狭く、しかもその両サイドは木々が密集しており、まるで緑の中の回廊を行くような趣があるからです。
何よりも正確さが要求されると言えるでしょう。502ヤードロングホールの18番は、世界マッチプレーでは数々のドラマを生んできました。
トーナメント特有の盛り上がりのなかで迎える最終ホールには多くの名シーンが今もよみがえります。
世界マッチプレー選手権が開催されるコースとして、年間を通して良好なコンディションのコースとしてプレーヤーから挑戦されています。