女性版タイガー・ウッズとも呼ばれたカリー・ウェブ選手は、オーストラリアのクイーンズランド州出身のプロゴルファーです。
1974年12月21日生まれで、8歳からゴルフを始めたいうウェブプロは、1994年にプロ転向しました。
1995年、全英女子オープンで初優勝を飾り、1999年のデュモーリエ・クラシックでゴルフのメジャー大会での初優勝を果たします。
2001年、全米女子プロ選手権での初優勝により、史上最年少の26歳6カ月でなんとキャリア・グランドスラムを達成するのです。
女子のメジャー大会最終戦は、2000年まではデュモーリエ・クラシックでしたが、2001年から全英女子オープンに変更されました。
そのため、デュモーリエ・クラシックの優勝経験者が、全英女子オープンも制覇した場合にのみ、スーパー・グランドスラムが成立することとなったのです。
ウェブは1999年のデュモーリエ・クラシック制覇に続き、2002年の全英女子オープンの優勝により、この偉業を成し遂げたことになります。
しばらく低迷期が訪れ、ライバルのアニカ・ソレンスタム選手やポーラ・クリーマー選手などの陰に隠れた時期もあり、2005年の賞金ランキングが27位まで落ちました。
しかし、2006年のクラフト・ナビスコ選手権で、最終日に65を叩き出し、ロレーナ・オチョアとのプレーオフをみごと制して、同大会で、6年ぶり2回目の優勝を飾るのです。
メジャー大会でも2002年の全英女子オープン以来、4年ぶりとなる復活でした。