ヨーロッパを中心に活躍し、アメリカや日本のトーナメントでも優勝したプロゴルファーがセベ・バレステロス選手です。
1957年生まれ、スペインのカンタブリア州出身であり、兄がキャディのアルバイトを行っていたことから、ゴルフを始めることとなります。
1974年には僅か16歳という年齢でプロ転向を果たしており、1976年には欧州ツアーで初勝利を上げました。
その直後には日本でもプレーしており、1977年と1978年の日本オープンゴルフ選手権競技を制し、日本でのツアー最年少優勝を達成しています。
1979年にはメジャー大会である全英オープン優勝を果たしており、1980年に行われたメジャー大会のマスターズ・トーナメントでは史上最年少での優勝を記録しました。
1980年代には特に活躍を見せ、通算ながら計61週に渡って世界ランキングの1位となったこともあります。
1980年代以降にも日本のトーナメントに多く参戦しており、1988年のVISA太平洋マスターズや1991年の中日クラウンズを制しました。
メジャー大会で通算5勝を記録する活躍を見せたセベ・バレステロス選手ですが、1990年代以降は成績が落ちていき、1995年の欧州ツアーでの勝利を最後に、優勝から遠ざかることとなります。
2007年にはツアープロとして引退を表明しましたが、その翌年には脳腫瘍であることが判明し、闘病生活が始まりました。
そして2011年の5月7日、欧州ツアーで通算50勝を達成したセベ・バレステロス選手は自宅で亡くなっています。