イギリスのサリー州、ロンドンから比較的近い土地で計54ホールを持つ、スケールの大きなゴルフ場がウエントワース・クラブです。
1925年に開場しており、ゴルフ場の名前は、かつて土地を所有していたウエントワース夫人から取られています。
海の近くにあるリンクスコースが多いイギリスにあって、内陸部にありながらも存在感を示しているゴルフ場です。
ゴルフの他にテニスやプール、スカッシュなどを楽しめるアメリカンスタイルを採用しているのが特徴となっています。
ウエントワース・クラブは計3コースを所有しており、1925年の開場時からあるのでイーストコースはハリー・S・コルト氏が設計を担当しました。
グリーンから最も遠い、ホワイトティーからの距離が6201ヤードとさほど長くはありません。
ウエストコースもハリー・S・コルト氏が設計を担当していますが、2005年にはアーニー・エルス氏が改造を手がけています。
チャンピオンティーからの距離が7281ヤードと非常に長めです。
世界マッチプレー選手権を始めとしてトーナメントが多く開催され、世界のプロが激戦を繰り広げました。
1990年に増設されたエジンベアコースはジョン・ジェイコブス氏、ゲーリー・プレーヤー氏、バーナード・ギャラ氏が設計に携わっており、ホワイトティーからの距離が7059ヤードと長めです。
敷地内には木々が多く植えられており、フェアウェイがあまり広くはないので、いずれのコースもコントロール技術が求められます。