パルタスロールゴルフ場はアメリカのニュージャージー州にある最も歴史のある施設で、コースプレーが開始されたのは1895年のことです。
そして全米オープンの第1回の開催地として選ばれています。
上部と下部の2つのコースの計36ホールがあり、1985年には全米オープンと全米女子オープンの両方が開催されたことで有名です。
プレーは通常パー72で設定されていますが、大会によっては73、71、70に設定されることもあります。
年中無休で開かれており、メンバーもしくは同伴するゲストが利用できますが、ゲストが負担するグリーンフィーは150アメリカドルです。
施設内及びコース上では厳しいドレスコードが設けられていて、ジーンズ、襟なしのシャツ、トレーニングウェア、メタルを使用したスパイクシューズが禁止です。
そして、ゴルフコースと宿泊施設以外には併設する施設がないシンプルなゴルフクラブという特徴を持っています。
コースの特徴としてはアッパーバルタスロール山の稜線に沿って設計されているデュアルコースなのですが、17番は砲台にグリーンがある630ヤードのロングホール、18番も左ドッグレッグのハザードが設けられたロングホールがあり、難解なコースが多いです。
「バルタスロールの死闘」として現在まで世界中で語り継がれている、青木功とジャック・ニクラスの対戦はこのクラブで開催された1980年の全米オープンゴルフが舞台となっています。