ポーラ・クリーマー選手は、アメリカ合衆国カリフォルニア州出身の女子プロゴルファーです。
ピンク系統の服が好きで試合中にもよく着ていることから、ピンクパンサーというニックネームでファンの間では親しまれています。
そんなポーラー選手がゴルフを始めたのは10歳の頃で、アマチュア時代には19にも及ぶタイトルを獲得しています。
2004年の予選試合を1位で通過してプロに転向しているのですが、その翌年に開催されたサイベース・クラシックにおいては、悪天候の中を見事に逆転勝利を収めることで、全米女子ツアー史上最年少優勝記録を樹立したのです。
この時のポーラ選手の年齢が18歳であったために、1975年のエミー・オールコット選手の19歳を1歳更新したことになりました。
この記録は、世界中のゴルフファンにポーラ選手の名前を知らしめることとなります。
さらに同年に開催されたエビアンマスターズにおいても、優勝をすることで年間2勝という偉業を最年少ながらも達成していて、その後2007年にも年間2勝という成績と、賞金獲得ランキングにおいて3位という記録も残しています。
こうした活躍は全米トーナメント戦に終わることもなく、日本のトーナメントにおいてもプロ転向をした翌年の2005年に開催されたNEC軽井沢72ゴルフトーナメントに参戦をしており、見事に優勝を飾りました。
続く同年10月に開催されたマスターズGCレディースにおいても優勝をすることで、賞金ランキングが2位に浮上し、LPGAツアーの年間最優秀新人賞も受賞しています。
その後2010年に開催された全米女子オープン選手権ではメジャー初制覇を成し遂げました。