バーディ・キム選手は、韓国の女子プロゴルファーです。
本名は、金柱演(キム・ジュヨン)ですが、2005年に開催された全米女子オープンからバーディ・キムに改名をしています。
キムさんのこれまでの経歴については、2000年からプロに転向をして渡米しており、そして、往年の名ゴルフプレイヤーでもあるボブ・トスキに師事をして様々な技術を学んでいます。
その甲斐あって2003年のフューチャーズツアーにおいては、賞金額ランキング4位となりました。
その翌2005年には、チェリーヒルズカントリークラブで開催された全米女子オープンに初出場をしています。
しかも、そのメジャー大会では、4日間通算 3 オーバーで見事初優勝を果たしています。
韓国人の女子プロゴルファーとしては、朴セリ選手とグレース朴選手に続いて3人目です。
キム選手が優勝をした際には、2打差の2位には、モーガン・プレセル(17)さんとブリタニー・ラング(19)さんの米国アマチュア選手2人が入っています。
このメジャー大会に優勝をすることで、5年間のシード権が与えられて、56万ドルの賞金を獲得しました。
しかし、こうした賞金よりもこの大会で人々の心に深く刻まれた内容は、まさに神業とも言えるような最終18番グリーン右の深いバンカーからの奇跡のチップインバーディでした。
キム選手がバンカーから放った球は、まるで糸で引かれているかのようにピンに吸い込まれていったのです。
カップに玉が入った瞬間の静まりと、そのその直後の大歓声は忘れることができないでしょう。