LPGAが毎年7月上旬に開催している全米女子オープンは、アメリカでも最大級のメジャーの大会で、男子では全米オープンに相当する由緒正しい格式ある大会です。
1946年にスタートしてからその伝統は続いています。
決まった開催コースはなく、持ち回りで開催されることになり、そのため基準打数もコースによって変わりますが、勝負は、72ホールで競われることになっていて、それで決着がつかないときには、3ホールのプレーオフがあります。
出場資格はかなり厳しくなっています。
1.過去の全米女子オープン優勝経験者。
2.全米アマチュア選手権の優勝と、2位。
3.マーク・H・マコーマック・メダルを前年に受賞したもの。
4.前年の全英アマチュア選手権優勝者。クラフト・ナビスコ選手権・全英女子オープン・全米女子プロ選手権を過去5年以内に優勝したもの。
5.前年のLPGA賞金ランキング50位以内。
6.前年度の欧州女子ツアー・日本ツアー・韓国ツアー賞金ランキング5位以内。
など厳しく制限されているので、ハイレベルな戦いが期待されます。
この大会のコースは決まってはいませんが、一般的に距離が長く、ラフが深く、速いグリーンなどの難しいコースが選定されることで、女子には過酷とも言える大会として知られています。
ですが難関コースであればこそ、優勝するための、テクニックが試される、最高峰のプレーを見ることができ、世界中から注目されています。
日本人勢は、宮里藍、宮里美香が上位に入賞したこともあり、優勝が期待がされています。