ピンタイプはパターの種類の一つで、操作性がよく、構えやすいということで、人気のあるタイプでもあります。
シャフトからフェースの距離が適度に開いていることから、ヘッドを感じやすくなっていて、ストローク中にフェースの開閉が楽にできます。
このコントロール性のよさがメリットとなって、タイガー・ウッズなど多くのトッププレーヤーにも愛用されてきました。
ただし同じピンタイプであっても、ヘッドが長くなってしまうと、より重心距離が開いてしまって、逆にコントロールが難しくなってしまうということもあります。
同型とはいえ、すべてがその利点を備えているわけではないということがありますから、注意が必要です。
またスイートスポットが比較的広いことから、ミスショットをしてしまうことが少なくなります。
その秘密はトゥとヒールの重量配分にあります。
これは、このカタチのパターの創始者であるカースソン・ソルハイムの設計思想でもありました。
また、スタンスのときに、視覚的に邪魔にならないので、さらに狙いやすいという特徴もあります。
ただし欠点もあり、フェースがコントロールしやすいということは、それだけ意識してインパクトをしなければ、思わぬ方向に行ってしまいます。
また、コントロールが苦手な人にとっては、直進性のある別のタイプの方が扱いやすいということだってあります。
職人気質な、微妙なコントロールができるタイプなので、使い込まなければその真価を発揮できませんが、上級者を目指すならば、ぴったりのパターになります。