フランス出身の女子ゴルファー・カトリーヌ・ラコストさんの母親シモーヌ・ティオン・ド・ラ・ショームさんも、フランス女子ゴルフ界草創期の偉大なチャンピオンとして有名な方になります。
一方、父親ジャン・ルネ・ラコストさんも著名なテニスプレイヤーですが、それよりも世界的に有名なのは、ワニのマークで知られているあのラコステの創業者でもあります。
そんな偉大な両親のもとに育ったカトリーヌさんですが、彼女も両親の業績に負けず劣らずの偉業を成し遂げました。
彼女の母親がちょうど外国人として初めて、全英女子アマチュア選手権のタイトルを獲得したように、カトリーヌさんも1967年に開催された全米女子オープンゴルフにアマチュア選手として出場して優勝しています。
さらに1969年には、LGU主催の全英アマチュア選手権とUSGA主催の全米アマチュア選手権の2大会も制覇しています。
とくに全米女子オープンゴルフの時には、初日71、首位に立っているサンドラ・ヘイニーさんと1打差という2位タイの成績で終わり、2日目は他の一流選手がスコアメイクに苦しむ中を、70でホールアウトをして2位に5打もの大差をつけて、一躍トップに躍り出たのでした。
その当時、無名のアマチュア選手でもあったために、未だかつてアマチュアが優勝した例のない全米女子オープンに大きな衝撃が走ったそうです。
その後は、滞在先のホテルや外出の際には、100名を超えるような報道陣が押し寄せてきたと言われています。
報道陣慣れをしていないアマチュア選手でもあったために、その後の葛藤が大変でもあったようですが、見事に優勝という偉業を成し遂げたというエピソードがあります。