毎年、150人以上が挑戦する女子ツアーでは、数多くの選手が初勝利の味を知らないまま舞台を去っていきます。
望月佳代プロは、1993年の廣済堂アサヒゴルフカップで、2位の岡本綾子プロを2打抑える通算4アンダーでツアー初優勝を飾りました。
1965年2月26日、東京都練馬区で生まれました。
15歳からゴルフを始め、専修大を卒業後、25歳だった1990年に61期生としてプロテストに合格します。
得意なクラブは7番アイアンです。
初優勝のチャンスは、プロとして本格参戦してから3シーズン目に訪れました。
この大会で、望月プロは初日、70とスコアをまとめてトップに2打差の7位タイと好スタートを切りました。
2日目も71でまとめて同率トップと順位を上げ、最終組で回った最終日は、4バーディー3ボギーと出入りの激しいゴルフとなりましたが、3日間すべてで、ただ一人アンダーパーを記録する安定感で、初めての栄冠を手にしています。
この年は富士通レディースで12位タイ、日本女子プロゴルフ選手権大会で13位タイ、スタンレーレディスプロゴルフトーナメントと中京テレビ・ブリヂストンレディスオープンで14位タイと入賞を果たし、賞金獲得額も2100万円を超え、自己最高の30位に食い込みました。
しかし、2000年の廣済堂レディスゴルフカップの14位タイ以来入賞はありません。
2002年以来、日本女子プロゴルフ協会が関係する大会への参加はなく、旦那さんとの2人暮らしを満喫しています。