1947年愛知県に生まれた一人の少女が、後に日本女子プロゴルフ界に激震を与えることなど、当時は本人は勿論周囲の人たちも予想していなかったでしょう。
彼女の名前は松田惠子で、19歳の頃からゴルフに親しみながら生活をしてきた彼女は、自然とプロ入りを目指すようになります。
当時の女子としては大柄な身長を生かした、大きなプレイが最大の持ち味です。
わずか23歳の時に、第五期生として女子プロゴルフ界に足を踏み入れました。
まだまだ女子プロゴルファーの台頭が目立っていなかった時代の中で、彼女の活躍はゴルフ界に新しい風を吹き込みます。
1970年代から1990年代前半まで活躍してきた彼女は、多くの競技会に出場し輝かしい功績を築き上げてきました。
特に国内大会優勝回数7回、未公認国内大会優勝回数4回という実績は大変なものです。
1970年のプロ入りから、1992年までコツコツと賞金を稼いでいき、生涯獲得賞金は150,757,367円を記録し、127位となっています。
1994年の競技会を最後に、目立った活動をしていませんが、彼女が歩んだゴルフ人生の軌跡は次世代の多くのゴルファー達にも語り継がれています。
ティーチングプロフェッショナルA級の資格を保持している彼女ですが、レッスンを受け持っているという情報はありません。
過去にはイベントでの登場もあったようですが、今現在彼女の豪快なプレイを見ることは少なく、長年のゴルフファン達には少々寂しいものとなっているのは事実です。