日本のツアーで外国人のゴルファーが活躍することも当たり前になりましたが、そうでない時代に活躍した台湾出身の女子プロゴルファーの一人が陳麗英選手です。
1960年生まれ、台北出身であり、ゴルフを始めた時期については不明ですが、1977年に台湾で行われた中華女子オープンではアマチュアながら参加しており、単独47位の記録を残しています。
1984年に台湾でプロ転向を果たすと、1985年には日本のレギュラーツアーで多くの結果を残しており、三菱電機ファンタスレディスゴルフ、日本女子プロゴルフ選手権大会、JLOGAレディーボーデンカップで単独2位を記録しました。
1986年には小西六杯ワールドレディスゴルフトーナメントでレギュラーツアー優勝を収めると、廣済堂アサヒゴルフカップで2位タイ、北海道女子オープンゴルフトーナメントで単独2位を始めとして、多くのトーナメントで上位に食い込んでいます。
1987年にはツアー対象外の平尾昌晃プロアマチャリティで優勝、レギュラーツアーの紀文レディースクラシックで優勝と1980年代後半にかけて大活躍を見せました。
1990年以降は、やや勢いが衰えたものの、多くのトーナメントに参戦し、2000年代以降も現役でツアーに参戦しています。
日本での試合に出場することはなくなりましたが、2000年代は台湾でのツアーにも参戦し、2005年には台湾のトーナメントで1987年以来の勝利を記録しています。
日本と台湾の二国で、長期間に渡って活躍を見せた偉大な選手です。