東京都稲城市で1961年より営業を行っているゴルフ場が、よみうりゴルフ倶楽部です。
開場時の名前は読売パブリックコースであり、パブリック制を採用していたので利用の際の条件はありませんでしたが、1978年に法人専用の会員制高級ゴルフ場に方針を転換しています。
その為、一部上場企業の役員しか入会することができず、会員権の値段が日本一になったこともあるゴルフ場です。
平日は会員の紹介が、土日祝は会員の同伴が求められ、会員権を持った知り合いがいない場合には基本的に利用することができません。
読売パブリックコース時代から18ホールがあったものの、9ホールはよみうりランドの土地として使われることになり、9ホールが新たに増設されています。
よみうりゴルフ倶楽部の18ホールのアウトコースは井上誠一氏が、後に作られたインコースは浅見緑蔵氏が設計を担当しました。
バックティーからの距離は6831ヤードと距離も十分にあり、うねりを持った土地に作られているので傾斜が色濃く残っています。
フェアウェイは広く作られているものの、ボールを曲げた場合にはOBの危険があり、注意が必要です。
しかし傾斜の影響で、2打目以降はボールが曲がりやすく、どれだけボールをコントロールできるかがポイントでしょう。
池は非常に少なく、16番ショートホールの1個だけですが、グリーンの周囲のガードバンカーが多めです。
アプローチショットではバンカーの脅威に晒されるので、プレッシャーに打ち勝つ精神力も求められます。