1976年、和歌山県伊都郡かつらぎ町に開場したゴルフ場が紀伊高原カントリークラブです。
2005年に経営会社が民事再生法の適用を申請しており、同年に製造、不動産事業を手がける和島興産株式会社に経営権が譲渡されています。
2006年に紀伊高原ゴルフクラブと名前を改めており、高野山の麓の標高500メートル付近に位置しているのが特徴です。
高野山は紀伊山地の霊場と参詣道の一部として世界遺産に登録されており、世界遺産にも指定された自然の中でプレーすることが出来ます。
キャディ付きの場合はやや利用料金が高いものの、セルフプレー且つ平日の場合は比較的リーズナブルな価格で利用が可能です。
また地下1500メートルから湧き出している天然温泉がクラブハウス内にあり、プレー後は温泉を楽しむことも出来ます。
紀伊高原カントリークラブの18ホールは上西荘三郎氏が設計を担当しており、バックティーからの距離は6693ヤードと平均よりやや長めです。
木々により各ホールは仕切られており、他の組から影響を受けることはあまりありませんが、林の方に打ち込んだ場合は脱出が困難となっています。
また途中で角度を変えるドッグレッグが少数ながら採用されており、角度が変わるポイントではボールが木々に向かいやすく注意が必要です。
バンカー、池、共に多く配置されており、ティーショットが落ちそうな地点から障害物が登場するので、いきなり躓くことも珍しくありません。
池越えスタートもあり、ティーショットの難度は高めです。