1973年、長野県茅野市に開場したゴルフ場が鹿島南蓼科ゴルフコースです。
標高1250メートル付近の高所にあり、八ヶ岳や蓼科山を始めとして、ほぼ全ての方向に雄大な山を望むことが出来ます。
会員権を持ったメンバーのいない、パブリック制を採用している鹿島南蓼科ゴルフコースの18ホールは、バックティーからの距離は6638ヤードです。
前半と後半で設計者が異なり、アウトコースは安田幸吉氏が、インコースは三浦一美氏が設計を担当しました。
丘陵地帯に展開されていますが、自然が多く残されており、木々により各ホールは仕切られているので林間コースの趣きを持っています。
フェアウェイは広く設定されているものの、ホールの途中で角度を変えるドッグレッグが多く、木々がせり出しているのでグリーンの位置が確認出来ないことも珍しくありません。
距離が長く角度が二回変わる5番ロング、緩やかに右に曲がっていく8番ミドル、9番ミドルホールはつまずきやすいポイントです。
池やバンカーといった障害物はあまり配置されておらず、バンカーはグリーン周りを除けば数は少なめで、打ち込むことはあまりありません。
グリーンは大きく作られており、アプローチショットで乗せることは難しくありませんが、傾斜が大きく残っているのでパッティングの難度は高めです。
池は数こそやや多めですが、グリーンを越えた先に池が配置されている2番ショート、フェアウェイの左手に池がある6番ミドルホール以外では小さく、プレーに絡むことは少なめとなっています。