村上隆選手は1944年生まれ、静岡県出身のプロゴルファーです。
11歳の時からゴルフを始め、伊東中学卒業後は川奈ホテルに入社します。
川奈ホテルのゴルフ場でキャディを務めていた時に杉本英世選手と出会い、師事することとなりました。
その後はキャディを務めつつプロを目指し、1964年にプロテストに合格します。
1967年のグランドモナークでツアー初勝利を飾りました。
圧巻だったのが1975年であり、日本プロゴルフマッチプレー選手権、日本プロゴルフ選手権大会、日本オープン、日本シリーズという日本という冠がついた4大大会を全て制覇し、賞金王に輝きます。
1976年のワールドシリーズでは初日トップを記録し、注目を集めました。
1977年のアメリカの大会、ハワイオープンでは2位を記録しますが、日本人プロがアメリカツアーで残した結果として、2位は当時最高の順位でした。
師匠である杉本英世選手は、村上隆選手のことをポジション・プレーヤーであると評しており、フェアウェイが狭いところでもポジションを確保し、実績を積み上げています。
パッティングを始めとしたショートゲームに定評があり、世界的に高い評価を受けた選手です。
1977年のゴルフダイジェスト・トーナメントで優勝して以降はレギュラーツアーでの勝利はありません。
制度が大きく変わった1973年以降のレギュラーツアーで11勝を上げています。
1980年代はレギュラーツアーで姿を見かけることも少なくなり、1990年の関東プロ選手権を最後にレギュラーツアーには参加していません。