1944年生まれ、神奈川県出身のプロゴルファーが小林富士夫選手です。
日体荏原高校時代は硬式野球部に所属していました。
甲子園を目指す球児であったので、ゴルフとは全く無縁でした。
卒業後は様々な職業を経験し、21歳の時にゴルフ場の管理課の職員になったのがゴルフを始めるきっかけです。
22歳からと遅めのスタートではありましたが、1970年にプロテストに合格しました。
レギュラーツアーではありませんが、1976年のくずは国際トーナメントで初優勝を果たすこととなります。
プロデビュー後6年かけての初勝利でしたが、以降は1980年代の半ばまで毎年コンスタントに勝ち星を上げていきました。
1977年にはブリヂストントーナメントでレギュラーツアー優勝、1978年には日本プロゴルフ選手権大会を制覇しています。
1981年には長野県オープン、1982年には群馬県オープン、1983年にはブリヂストン阿蘇オープンを制しており、レギュラーツアー通算5勝という成績を残しました。
安定したプレースタイルなのですが、プロ入り以降から腱鞘炎という職業病に悩まされており、ツアーでの勝利数は少なめです。
その後はシニアツアーに参戦しており、1995年のTPCスターツシニアでシニア初勝利を飾ります。
その後も2004年まで第一線で活躍し、日本シニアオープンゴルフ選手権競技を始め通算14勝を上げました。
日本シニアオープンでは当時の最年長優勝記録を更新しました。
2004年にはグランドシニアの関東プログランドシニア選手権大会で優勝しています。