スリーボールとは、3人が他の2人と同時にマッチプレーを行うことを表します。
フォアボールは4人になりますが、その3人版といった感じです。
ただし、フォアボールはボールは4つでも、2人組で対戦しますので、対戦相手は1チームということになり、スリーボールとは考え方が異なります。
ちなみにスリーサムは、1対2で競技を行うことになりますので、対戦相手は大きく考えるとお互いが1人ということになります。
スリーボールの場合は、常に2人と対戦しているという考え方です。
このプレイ形式の場合は、打順を間違えた場合の処置などもかなり個性があります。
3人のうち1人が誤った順番でストロークしてしまった場合、間違えていないほかの2人はもう一度正しい順番でストロークすることを要求できますが、1名が「別に打ち直ししなくてもいい」と考えてしまった場合に、誤ってしまった人は、すでにストロークしてしまった球と、打ちなおした球、2つの球で試合をしなければならないのです。
あくまで対戦相手は自分以外の2名なので、打ち直しを要求した人は打ちなおした球のスコアで勝敗を決め、打ち直しを要求しなかった人は、もとの球のスコアで自分との勝敗を決めるという、非常にユニークなルールが定められています。
これが18ホール続いてしまうと、球が混乱してしまいますが、1ホールごとに勝敗が完結しますので、次のホールはまた1球ずつでプレイできるため、混乱が続くことはありません。
ストローク形式では考えられない競技形式ですが、たまにはこういった形式でのプレイも楽しそうですね。