センターシャフトを採用しているパターが近年増えてきています。
きっかけとなったのは、2008年の日本男子プロツアーで、この時に多くの選手が使ったことから、爆発的に広まることとなりました。
パターを握ったことのない方はご存知ないかもしれませんが、パターを真っ直ぐ構えた際に、フェース面に角度がつくものが主流でした。
しかしセンターシャフトで構えた際には、角度はつかなくなります。
既存のものは、どちらかと言えばボールが転がりやすい構造でした。
しかし、転がりやすいということはパットでミスをした際にオーバーしてしまう可能性も高くなるということです。
パットが苦手だという方は多くいらっしゃいますが、この転がりすぎるという特徴が大きく影響していると言えます。
オーバーが多くなると、今度は思い切り打てなくなってしまいます。
今度はショートしてしまうわけです。
グリーン上での距離感については、どちらかと言えばセンス、才能に近いものがあり、練習で身につけることが難しく、オーバーやショートを引き起こす方が多くいらっしゃいます。
センターシャフトは、既存のパターと比べて転がりにくいですが、その分しっかりと打てますので、この一体感が多くの人に支持されているのでしょう。
しかし、デメリットもあり、万人向けというわけではありません。
スイートスポットが狭いので、しっかり当てるには技術が必要となります。
また、既存のパターに慣れている場合だと、持ちにくいと感じる方が多いのも確かです。