水戸グリーンカントリークラブの名を持つゴルフ場は二つあり、共に茨城県常陸大宮市で営業を行っています。
先に出来たのは、1972年に開場した水戸グリーンカントリークラブ 照田コースであり、9ホール構成の3コースを所有し組み合わせは計3通りです。
林由郎氏、中村寅吉氏、海老原寿人氏が設計に携わっており、丘陵地帯の地形を最大限に活かしているので、高低差と傾斜があります。
アウトコースはフェアウェイが広めであり、積極的に攻めていける構成ですが、ホールの途中で角度を変えるドッグレッグが全体を引き締めており、コントロール技術も重要です。
インコースは最も距離が長いものの、ドッグレッグが多く、16番ホールでは巨大な池もあるので、飛距離だけでは好スコアは期待出来ません。
フラワーコースは非常に短いものの、真っ直ぐ作られておりバンカーがやや多めとなっています。
そして後に出来たのが、1991年開場の水戸グリーンカントリークラブ 山方コースであり、こちらは18ホールで営業を行っています。
過去にはプロトーナメントも開催されており評価が高く、鈴木正一氏、海老原寿人氏が設計を担当しました。
バックティーからの距離は6916ヤードと非常に長く、ティーグラウンドからグリーンが見えないブラインドを排しているのが特徴です。
フェアウェイがやや曲がりくねっているホールがあるものの、オーソドックスな構成であり、プレーヤーの実力がそのままスコアに直結する作りとなっています。