1955年より栃木県日光市で営業を行っている日光カンツリー倶楽部は、栃木県内でも屈指の歴史を誇ります。
県内では二番目に作られたゴルフ場であり、プロトーナメントも開催された名門です。
18ホールは井上誠一氏が設計を担当しました。
バックティーからの距離はおよそ7000ヤードであり、長距離コースです。
林間地帯に作られており、フラットであるように見えますが、実際にはかなり高低差があります。
最も高いところと最も低いところの差はおよそ50メートルです。
普通は50メートルも高低差があれば気づくものですが、このコースでは目の錯覚を利用して高低差を巧みに隠しています。
フラットのつもりで打った場合、予想外に伸びる、予想外に伸びないといった事態が起こりやすいです。
しかし長距離コースですので、ある程度リスクは背負って打っていく必要があり、押し引きが非常に難しい18ホールとなっています。
他にも障害はあり、大きめのバンカーが多く配置されているのが特徴です。
3番、16番ホールのグリーン周りは危険地帯となっています。
ゴルフの定番の障害物である、池は全く見られません。
狂いやすい距離感と、大きめのバンカー、長い距離がこのコースで敵として立ちはだかります。
日光カンツリー倶楽部は名門ゴルフ場ですので、プレーするためにはメンバーの紹介か同伴が必須です。
利用料金もかなり高めの設定となっています。
その分、グリーンやフェアウェイは年間を通して良い状態です。