ゴールデン・ベア、帝王、史上最高のゴルファーなどの愛称を持つ、伝説的なプロゴルファーがジャック・ニクラス選手です。
1940年、アメリカのオハイオ州生まれであり、父からゴルフを教わると、10歳の時からはレッスンプロのジャック・グラウト氏の元で修行しました。
アマチュア時代から好成績を残すと、1962年にはプロ転向を果たしており、初年度でいきなりメジャー大会である全米オープンで勝利しています。
デビュー後すぐに多くのトーナメントで勝利を記録しており、1963年にはメジャー大会の全米プロゴルフ選手権、マスターズ・トーナメントを制しました。
1964年には初めて賞金王のタイトルを手にしており、プロ入りから僅かな期間でトッププロになっています。
1966年には全英オープンで優勝しており、メジャー大会を全て制するキャリア・グランドスラムを達成しました。
その後も第一線で活躍し続け、2005年にツアープロを引退するまでにアメリカで通算73勝、メジャー大会通算18勝の記録を残し、シニアツアーの4大タイトルも獲得しています。
ジャック・ニクラス選手は日本のトーナメントで優勝したことはありませんが、日産自動車やアメリカン・エキスプレスのテレビCMに出演するなど、日本でも高い知名度を誇っています。
また、ゴルフコース設計も行っており、世界のランキングで上位に位置するコースを多く手がけました。
日本国内にもジャック・ニクラス氏が設計を行ったゴルフ場が多くあります。