サンディ・ライル選手は、ヨーロッパツアーで3回の賞金王に輝く誰もが認める名ゴルファー。
1958年2月9日にイギリスのシュルーズベリーで誕生しました。
2011年には世界ゴルフ殿堂に選出され、2012年に殿堂入りを果たしたヨーロッパを代表する選手です。
父親がゴルフに携わっていた仕事をしていたことから、幼少からゴルフクラブを手にする環境にいました。
アマチュア時代からその頭角を現し、1974年には16歳という若さで全英オープンに出場するなど、世界からの注目を浴びます。
1975年、1977年とウォーカーカップの代表にも選抜され活躍を見せます。
1977年にはプロに転向し、翌年にはナイジェリアオープンに優勝してヨーロッパツアーの新人賞を獲得しています。
そして、翌年から2年連続でヨーロッパツアーの賞金王に輝きました。
日本にも馴染みのある選手で、1984年にはカシオワールドオープンに出場し、優勝しています。
メジャータイトルも2つ獲得しており、1985年には全英オープンで優勝を飾り、1988年には、マーク・カルカベッキア選手を1打差で下しマスターズトーナメントを制覇しました。
特にマスターズの最終日、18番の最終ホールで見せたフェアウェイのバンカーからのセカンドショットは名ショットとしてゴルフ史に刻まれています。
その後も優勝を重ねており、通算優勝回数は30回、ヨーロッパツアーでは18勝、アメリカツアーも6勝の成績です。