オークモント・カントリークラブは、アメリカ合衆国のペンシルベニア州ピッツバーグの郊外にあるアメリカを代表する名門ゴルフ場です。
世界の名コースを決める投票でも毎年ベスト10には入る憧れのゴルフ場でもあります。
オークモントカントリークラブは、まさにアメリカそのものと表され、当初から「世界で一番難しいゴルフ場を作る」ことを目的に造成されたゴルフコースと言われています。
1904年には、350の数を超えるバンカー数は、時代の流れで現在は200個以下になりました。
そして、ゴルフ場の中の樹木もほとんどないに等しい状態でしたが、要望により多くを植樹し素敵なパークコースの様相になりました。
しかし、その後こちらも要望により5,000本以上が伐採され初期のコース眺望に戻した、というおもしろい経緯があります。
現在のコースレートは77.5と考えられないほどの難易度を誇るコースです。
コース内には「チャーチビューズ」と言われる有名な四角型の大きなバンカーがあります。
36メートル幅で55メートルのバンカーの中には、細長い芝が教会の椅子のように8本並んでおり、難しいだけではなく遊び心も感じられるレイアウトになっています。
2007年に開かれたUSオープン選手権では、ステップメーターでグリーンの速度が13.5ということでした。
レイアウトの難易度だけではなく、鏡の上よりも早いと言われる超高速グリーンが多くのゴルファーのスコアメイクを苦しめています。