オーガスタナショナルは、アメリカ合衆国のジョージア州オーガスタにある名門ゴルフクラブです。
毎年4月に開催されるマスターズトーナメントのコースとして大変に有名なゴルフ場で、1934年に、ボビー・ジョーンズ氏と設計家であるアリスター・マッケンジー氏との共同設計されました。
第1回のマスターズトーナメントでは、ホートン・スミス選手が初代優勝者となりました。
その後、オーガスタナショナルはゴルフの祭典と言われるマスターズの開催地として世界に知られていきます。
他の3つのゴルフにおけるメジャー大会が、毎年ゴルフの会場を変えて開催されるのに対して、マスターズトーナメントだけは毎年オーガスタナショナルで行われているため、他の3メジャー大会とは少し異なる趣を持っているトーナメントといえるでしょう。
このコースに隣接して、すべてのホールがパー3で構成されたショートコースもあり、マスターズトーナメントの前日に行われるパー3コンテストの大会の舞台になっています。
トーナメントが歴史を重ねていくにつれ、大規模なコース改造も何度か行われてきました。
長い間、ラフが存在しないコースでしたが、1998年に初めてファーストカットが設けられたのです。
そして、2002年にはトム・ファジオ氏の監修により、大々的なコースの改造が行われ、全長が約300ヤードも長くなり、その後には、さらに距離は伸びて、現在は全長が7,445ヤード、パー72の距離のあるロングコースに変わってきています。