フィル・ミケルソン(PhilMickelson)は1970年6月16日に、カリフォルニア州サンディエゴで生れたプロゴルファーで、PGAツアー通算42勝(歴代9位)の記録を持っています。
フィル・ミケルソンは、2004年に行われたマスターズ・トーナメントで優勝を飾り、それ以来メジャー大会で通算5勝を挙げています。
ユニークな左打ちのゴルファーで、それゆえビッグ・レフティー(=大きな左利き)と呼ばれています。
世界ランキングにおいて2位という記録を残しており、日常生活では右利きですが、幼少の頃に正面から見て覚えた父親のスイングの影響で、ゴルフは左打ちというスタイルになりました。
ミケルソンは非常に早熟で頭が良く、アリゾナ州立大学在学中から素晴らしい成績を残していました。
大学1年生の時にNCAAゴルフ選手権において、当時の史上最少スコアで優勝しています。
その後、1990年には全米アマチュアゴルフ選手権で優勝を果たし、翌年にはまだアマチュア選手ながらもPGAツアー大会のノーザン・テレコム・オープンで優勝しています。
大学卒業後の1992年にプロ転向し、翌年のビュイック招待選手権において、プロになってから初めての優勝を飾り、トッププロに躍進しました。
しかしあと少しのところで優勝を逃し、“無冠の帝王”と呼ばれた時期がありました。
2003年はスランプニ陥りプロゴルファー生活でも最悪の年で、MLBのデトロイト・タイガースの3Aの入団テストを受けたこともあります。
その後、2004年のマスターズ・トーナメントで最終日の18番ホールでバーディーパットを沈め、9アンダーパーで初優勝を飾りカムバックしました。