デンマークで初めて、世界的に有名になったプロゴルファーがトーマス・ビヨンさんです。
これまでの試合成績については、欧州大会では通算15勝を挙げており、日本のツアーにおいても2勝という記録を残しています。
また、世界ランキングでは2001年には15位にまでなっており、2000年の賞金ランキングでは2位に入賞をするなどの実力者でもあります。
プロに転向したのは1993年からで、ヨーロッパツアーでは最優秀新人賞を受賞しています。
そんなトーマスさんが世界的に有名になったのは、2001年にアラブ首長国連邦のドバイで開催された、ドバイ・デザート・クラシックで優勝をしたことがきっかけです。
とくにこの時には、最終ラウンドをタイガー・ウッズ選手と一緒に回っており、ちょうどウッズさんが最終の18番ホールで、第3打目に何と池ポチャをしてしまったために、初優勝を果たすことができたのです。
そして、あのウッズ選手を決勝戦で下したということで、多くのゴルフファンからの賞賛を浴び、その知名度も加速しました。
日本のツアー参戦記録としては、ダンロップ・フェニックス選手権に、2度参戦をして優勝を果たしており、日本国内でも高い知名度を持っています。
また、2001年に太平洋クラブ御殿場コースで開催されたEMCワールドカップでは、デンマーク代表選手として参戦をしていますが、南アフリカチームに決勝戦で敗れて、残念ながらも優勝を逃しています。