舟橋由美子プロは1947年埼玉県の川口生まれで、高校時代からソフトボール部で活躍していた彼女は、埼玉国体までコマを進めた程の実力の持ち主です。
その後、「日焼けはもうこりごり。」という理由からあっさりソフトボールから身を引き、就職しました。
就職先でのゴルフ体験が彼女の人生を変えてしまいます。
ゴルフに目覚めた彼女は仕事を辞め、実家近くのゴルフ場に就職、そしてプロコーチから手とり足とり実技を学び、朝から晩までゴルフ漬けの日々を送りました。
その2年半後の1974年にプロ試験に合格します。
「性にあっていたので、何の苦労も感じませんでした。」という彼女ですが、よほど努力をしない限り、プロテストには合格できません。
ソフトボールで鍛えた筋力が上達の鍵になっていたのでしょう。
その後、望月春日平レディスクラシックや諏訪湖女子オープンなどで活躍、1975年の日本女子オープンゴルフ選手権競技では16位という成績を収めています。
しかし結婚を機にあっさりプロゴルフ界から姿を消し、子どもが成人するまでは一切クラブは握りませんでした。
その後は知人にレッスンをしたことがきっかけになり、徐々にクラブを握るようになるのです。
今では随分と飛距離も伸び、一回りも二回りも年下の後輩プレイヤーに混じりながらシニアツアーで活躍中です。
そんな彼女ですが、地元のオーケーゴルフでレッスンを開いており、生徒達は彼女のきさくな性格や、優しさに惚れ込み、レッスンを楽しんでいます。