戦後のゴルフ界を牽引したプロゴルファー、中村寅吉選手

プロゴルファー
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1915年生まれ、神奈川県出身のプロゴルファーが中村寅吉選手です。
14歳の時よりゴルフを始めており、1935年よりプロに転向しました。
戦後に活躍した名選手であり、1952年、1954年、1957年の日本オープンゴルフ選手権を制しています。
1957年からの三連覇を含め、日本プロゴルフ選手権大会では四勝を上げました。

1957年には当時カナダ・カップと呼ばれており、後にワールドカップと呼ばれる大会が日本で開催されることとなります。
この時に小野光一選手とともに出場したのが、中村寅吉選手です。

団体で優勝するだけでなく、個人戦でも優勝し、日本にゴルフブームを巻き起こすきっかけを作りました。
また、日本人で初めてマスターズ・トーナメントに出場したことでも知られています。

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レギュラーツアーで通算25勝を達成しており、1969年以降はシニアツアーに参戦しました。
1981年に行われた関東プロシニアゴルフ選手権では、年齢以下のスコアで回るエージシュートを達成しています。

シニアツアーでも通算12勝を記録しました。

多くの日本初に関わった選手であり、1992年にはスポーツ功労者顕彰を受賞、1993年には勲四等旭日小綬章を受賞する等、その功績は大きく讃えられています。

1985年よりスタートした大会、日経カップは1995年より「日経カップ 中村寅吉メモリアル」と名称が変更されたほどです。

また指導者としても優れており、多くのトッププレーヤーを育てたことでも知られています。
2008年、老衰のために亡くなられました。

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