1973年、静岡県富士市に開場したゴルフ場が、十里木カントリークラブです。
2006年には経営会社が民事再生法の適用を申請していますが、同年にゴールドマン・サックスグループをスポンサーとして再建されることとなりました。
北に富士山があり、南に駿河湾を望むことが可能な、眺望も優れている十里木カントリークラブの18ホールは発知朗氏が設計を担当しました。
バックティーからの距離は6806ヤードと平均以上であり、丘陵地帯に展開されていますが傾斜はさほどありません。
一方で高低差は色濃く残っており、打ち上げや打ち下ろしが多いので、距離感が狂う可能性は十分にあります。
ホールの途中で角度を変えるドッグレッグはほとんど採用されておらず、打ち出す方向で困ることはあまりありません。
ドッグレッグを採用していて、曲がり方が急なのは10番ロングホールだけであり、曲がりくねったフェアウェイも少なめです。
しかしフェアウェイはさほど広くはなく、ラフの割合が多めなので、二打目以降にフェアウェイをキープするのは難しくなっています。
バンカーの数は多くはありませんが、グリーン周りには的確に配置されており、アプローチショットでバンカーに打ち込む可能性は高めです。
池は面積こそ小さめですが、数が多く、グリーンやティーグラウンドから近いところに多く配置されています。
4番ミドル、6番ロング、9番ミドル、11番ショートホールは池越えで始まり、プレーヤーにプレッシャーがかかる構成です。