岡山県新見市で1977年より営業を行っていたゴルフ場が、神郷カントリークラブです。
神郷カントリークラブホテルという宿泊施設を備えており、高原地帯に作られたリゾートコースとなっています。
ホテルがあるので泊まりでのプレーに向いており、宿泊面では温泉と地下から汲み上げたミネラルウォーターが見所でした。
また変わった特徴として、犬を同伴してプレーを行うことが可能であり、新しいことにチャレンジしていたゴルフ場です。
オーストラリア出身で、日本のレギュラーツアー、シニアツアーで数多くの勝利を上げているプロゴルファー、グラハム マーシュ氏が設計を担当しました。
バックティーからの距離は6367ヤードとやや短めですが、丘陵地帯に展開されており、殆どのホールが打ち下ろしで始まることから、豪快なドライバーショットを持ち味としている方に向いているコースです。
また、自然を活かした設計も見所であり、各ホールは木々により完全に仕切られていたのでOBもあまり出ず、思い切って攻めていける構成でした。
クリークと呼ばれている小川が流れているホールもあり、バンカーも配置されていたので易しいだけのコースではありませんでした。
神郷カントリークラブは、2010年に従業員不足を理由に突如休業することとなり、その後の動向が注目されていましたが、2011年に正式に閉鎖が発表されました。
しかし明確な閉鎖の理由は明らかになっておらず、ゴルフ場があった土地がその後どうなったのかも不明です。