ボーイングクラシックは、2005年より始まったアメリカのシニアツアーの一つです。
チャンピオンズツアーにも数えられており、賞金は200万ドルとなります。
開催時期は、8月が殆どなのですが、6月だった年もあり、このボーイングクラシックの特徴として、プレーオフによる決着が非常に多いという点が挙げられるでしょう。
まだ開催されてそれほど時間が経過していないため、今後もこの傾向が続くとは限りませんが、およそ半数の回でプレーオフにもつれ込んでいます。
そんなボーイングクラシックの会場は、持ち回りではないようです。
オークヒルCCで行われたこともありますが、基本的にはワシントン州にあるTPCスノコルミーリッジで開催されています。
TPCスノコルミーリッジの18ホールを手がけたのは、史上最高のゴルファーとも称されるジャック・ニクラス氏です。
シアトルから30分ほどの位置にあり、景観も素晴らしいものがありますが、特筆すべきはやはりその18ホールのバランスでしょう。
ゴルフ初心者の方でも打って楽しめるようになっているだけでなく、プロが競っても接戦になることが多いという絶妙のバランスとなっています。
ゴルフ場の理念が、多くの方に対応したコースを提供する、というものになっていますので、設計の段階から、どのようなレベルのゴルファーにも対応できるコースを目指していたことが窺えます。
今後の見所としては、やはりプレーオフが起こるのか、それとも圧倒的な成績を残す選手が表れるのか、になるでしょう。