ヤード杭とは、ピンまでの距離を示している杭のことで、これに書いてある距離を目安にピンを狙っていくのですが、距離表示自体は信用できる物ではないということが一般的に言われています。
なぜならば、ピンの細かな位置ではなく、グリーンの中央からの計算で書かれているので、誤差が生じてしまうからです。
さらにこういった誤差とプラスして、ホールの傾斜などもありますから、表示的に正しくはあっても、飛ばしすぎてしまうということも考えられるのです。
もちろん目安にはなりますが、それを鵜呑みにして、正確な距離を知るというのは少し無理があります。
さらにコースによっては適当に書いてあるという事もあるので、注意してください。
ただし、新しいコースに関してはかなり厳密にされていますので、きちんと目安として機能しています。
そして杭がコースの両端にある場合には、そのライン上を結ぶフェアウェイの中心からピンに向けてということになっていますので、ボールのある位置によってはやや誤差が生じてしまうのです。
また両側ではなく、片側にしか設定されていないコースもあることから、見落としてしまう事もあります。
さらにこの距離は直線での距離を表していますから、ドッグレッグなどのホール全体が曲がっているようなコースでは、あまり目安にしてしまうとまったく違った距離感を思い描いてしまいます。
さらに、これはコースの造成のときに設計されているので、実際に作ったら違っていたということもあるのです。