ピンハイとは、ピンの真横に止まるようなショットのときに言います。
アプロートやパッティングでピンハイというと、距離感は良いけれど方向性が違っていて、ピンの横に行ってしまったショットのことです。
ただし、本来的にはそういう意味合いだったのですが、現実的に考えれば距離感が合っていれば、ピンの横に行くことはありません。
左右にずれてしまうという事は、本来進む距離よりも短くなる事が当たり前です。
直線で引いた線をどちらかを支点に左右に振ると円を描くように、真横に行って距離感が合っているというのはおかしな表現です。
しかし、今やテレビ中継でもこの言葉は一般的に使われていて、真横に言ったときには距離感はあっていたと論評されます。
最も真横ならば、それほどずれてもいないので、誤差の範囲内という事で納得はできるでしょう。
テレビで使われるときにはよくこういった使用法をされる言葉ですが、意味がもう一つあって、ピンの上、すなわちグリーン上ピン奧にボールが止まる事を指している事もあります。
この言葉は和製英語のために、やや意味が曖昧でテレビの解説者で使われている人でも、あまり意味が分かっていないという事があり、この二つの意味が混同しているときもあります。
最も、そのためか語弊が生まれてしまう事を嫌ってあまり使わない解説者もいます。
テレビのツアー中継ではそこそこ使われていますが、あまり細かい意味を考えない方が観戦を楽しむためには良いでしょう。