「バン入」とは「ばんにゅう」と呼び、バンカーに入ったときに使われる言葉です。
これを略して「バン入」と呼ばれます。
「あ、バン入した!」などと使われる事があって、専門用語ではありますがプレーヤーの間で生まれたスラングの意味合いが強くなっています。
言わずと知れたバンカーはゴルフコースを代表するハザードの一種です。
入れてしまったとしても救済はなく、そこから抜け出すのは自力で行わなければなりません。
初心者の中には、入ってしまったらなかなか抜け出せず、スコアががたがたになってしまうという事もあり、とても恐ろしいものです。
さらに季節によってもその脅威度が変わってきて、乾燥している季節は砂がさらさらになっているので、ボールをまるで飲み込むように深く沈めてしまいます。
そうなると抜け出すのはさらに困難になります。
またそれだけではなく、配置されているというだけで、心理的にプレーヤーにプレッシャーを与える事ができます。
メンタルなスポーツだからこそ、バンカーが存在するというだけで、大きな脅威となってしまうのです。
種類もわかれていて、ガードバンカーと呼ばれているものは、グリーンを守るように配置されています。
そして、ティショットを飲み込もうと狙っているのがフェアウェイバンカーです。
脱出のためには、砂からのショットに特化したサンドウェッジを使う事が一般的になっています。
そして、脱出後には「レーキ」と呼ばれる修復用の器具で、砂をならしておく事も、ゴルフのマナーの一つです。