ゴルフのスコアは、一般人の場合は自分でつけるものですが、特にプロの大会ともなると話が別です。
自己申告ではなく、他人がつけることとなります。
そこで出てくるのが各選手の記録を担当するスコアラーなのですが、大きく分けて二種類存在します。
まず、マーカーとも呼ばれる正式な記録を担当する係です。
これは、なろうと思ってなれるものではありません。
何故なら、選手同士が担当しているからです。
選手はゴルフのプレイヤーであると同時に、同じ組でプレーする別選手のマーカーでもあります。
A、B、C、Dの選手で回る場合、BはAのマーカー担当であり、同様にCはBの、DはCの、AはDのマーカーを担当するといった具合に、各選手の間でスコアは記載されるのです。
最後にマーカーはスコアテストと呼ばれる「この選手のスコアは確かです」という証明のサインをし、それを受けて選手もサインをして提出するのが大会での流れとなります。
もう一つのスコアラーとは、正式な記録を担当する役目ではありませんが、指定の組について回り成績を記録する役目を担う係のことです。
こちらはその組の全員分のスコアを記録します。
この成績は、正式な記録としては扱われませんが、大会本部に逐次連絡され、テレビ中継、場内の速報、インターネットでの速報などで使われており、とても大事な役割です。
この係は、ボランティアが行うので、ゴルフについて詳しければ担当出来るかもしれません。
正式な記録ではないとは言え、重要な係であるのは間違いないので、担当することがあっても浮つき過ぎないようにして下さい。