ゴルフを難しくしている原因として、バンカーやラフの存在が挙げられます。これらにボールが行ってしまうと、特に初心者の方は脱出するのに手間取ってしまうでしょう。
バンカーには、砂という特殊な状況という原因がありますが、両者の難易度が高くなる原因としてアンジュレーションが挙げられます。
アンジュレーションとは、元々は波動、うねり、といった意味を持つ英語で、転じてコース自体の起伏のことを指します。
フェアウェイをキープしておいた方が良いとされているのは、芝の環境などが良く打ちやすいこともありますが、起伏が少なくなっているからという理由もあるのです。
勿論、多かれ少なかれ起伏はあるものですが、フェアウェイが一番影響を受けにくくなっています。
一方でバンカーやラフは、アンジュレーションがきつく、予想外の回転がかかってしまい、上手く打てないといった事態になりがちです。
そしてもう一つ、起伏があると困るポイントとして、グリーンがあるでしょう。
カップに入れる為の最終関門と言えるグリーンですが、このラインを読み切る力が、上級者には求められます。
平坦なところだと、比較的ボールがどのような軌道で動くか読みやすいのですが、グリーンに起伏がある場合はプロでも苦労することとなるでしょう。
実際、プロが短いパットでも外すといったことはよく見られます。
一般人とは比べ物にならないほどゴルフ場を回っている人達でも、傾斜がきついとその動きを読み切ることは難しいのです。