スコアラインはフェースに刻まれている「溝」のことです。
バックスピンをかけるときに大きく役立ちますが、特にバックスピンの必要もないドライバーなどにも刻まれています。
まずドライバーのスコアラインは、その溝に引っ掛けてインパクトをしやすくしたり、より飛ばすためというわけではありません。
一般的に、雨やホコリなどをヘッド面から排出して、インパクトの邪魔をしないためにつけられています。
そのために、これがないドライバーもあります。
しかし、アイアンやその他のクラブでは明確な役割があり、適度にスピンをかけるためにつけられているため、この溝がプレーに大きく影響してきます。
だからこそ、ウッドとパター以外のクラブに関しては、2010年に規制がかかってしまいました。
VグルーブとUグルーブと言う、それぞれ溝の掘り方があるのですが、Vは名前の通り鋭角に掘ったもので、Uは台形のように掘られます。
規制によって2010年からプロのトーナメントでは、ロフトが25度以上のクラブでUグルーブが使用禁止になリました。
プロツアーでさえも禁止にしてしまうほど、性能差が表れるものだったのです。
ただし、これはプロに限ってのことで、一般的なアマチュアゴルファーに関しては、今のところ規制される方針はありません。
ですから過去のクラブであっても問題なく使うことができますが、溝が劣化して性能が落ちている可能性が高いので、あまりに摩耗しているならば買い換えた方が得策でしょう。