ゴルフでは、よく練習にステップを踏むと言われています。
ステップとは段階ということですが、ゴルフは立ち止まって球を打つという単純なルールでありながら、その動作の一つ一つがテクニックを要することから、練習においては段階的に学ぶということが上達の近道とされているのです。
そのため、雑誌や書籍などではステップアップゴルフという言葉がよく見られ、この段階が終わったら次のステージに進むという形式が練習法としてよく用いられています。
ゴルフレッスンをしているスクールでも、このような練習の仕方は大事にされていて、ほぼすべてのスクールで行われているのです。
その理由としては、アドレス、テイクバック、スイングなど、ゴルフの動作はそれぞれ分かれていて、一つ一つを直すことによって、トータルで良くしていくことができるからです。
野球ならば、バッティングのみを直すということですが、実際の野球ではそれ以外も練習しなければなりません。
プレーに本質的に関わる動作が少ない、極めて限定的だからこそ、他のスポーツとは一線を画しています。
また、それゆえにメンタルのスポーツとも言われていて、どれだけ段階を経て練習をこなしたとしても、そのメンタルが体に影響してショットを狂わせてしまうほど繊細なスポーツなのです。
だからこそ段階を追った反復練習が大切で、たとえ精神的にプレッシャーを感じていたとしても、それを乗り越える体に覚えさせた技術が必要とされます。