プロのトーナメントには出場資格があり、それを満たしていなければ大会自体に出ることはできませんが、それでは下位選手は出場の機会がなくなってしまいます。
そこで行われるのがマンデートーナメントです。
非シード選手、QT下位選手、アマチュア選手などの選手が、実際のトーナメントが行われるその前週に戦い、出場権を得ることができるのです。
この大会の成績上位者は、主催者の推薦枠ということで大会への出場が約束されることになります。
「主催者推薦選考会」や「主催者推薦選手選考会」などとも呼ばれていますが、実際の大会が開かれる週の月曜に行われるということが多く、それがマンデートーナメントの由来となっています。
ただし、必ず月曜開催ということではなく、曜日がずれてしまう事もありますが、そのときもこの呼称が使われています。
このような下位選手に出場の機会を与えるような大会自体は非常に歴史が古く、1974年に第2回フジサンケイクラシックで採用されてから、連綿と続いているのです。
さらにマンデートーナメントから本大会に出場した選手が優勝をするという事もあり、その存在意義は確かな物になっています。
若手選手の登竜門的な位置づけでもあり、多くの大会でこの方式は採用されています。
そして、若手だけではなく、出場資格を失ってしまったベテランであっても、ここから這い上がることがよく見られます。
この大会で出場資格が得られる人数には規定はありませんが、出場者数の10%もの選手がこのトーナメントで出場機会を得て、本線へと駒を進めることになるのです。