ボビー・ジョーンズはアメリカ出身のゴルファーで、弁護士もしていました。
そのプレーは非常に自制心があり「球聖」と言うあだ名があるくらいです。
ゴルフの歴史を代表する伝説的な人物と言われていて、生涯プロになることはなく、アマチュアゴルファーとして活躍しました。
しかし、それでもその実力はプロを凌駕していて、全米、全英アマ、全米オープンと全英オープンの4大大会を優勝するという偉業を遂げて、年間グランドスラムを達成しました。
このグランドスラムがゴルフの世界で使われ始めたのは彼の偉業があってこそで、初めての快挙でもありました。
そしてその年にアマチュアゴルファーの最高の名誉である第1回ジェームスサリバン賞を受賞して、競技から引退をします。
この引き際の良さも、彼を伝説としている一つです。
彼の人気は引退後も続き、セント・アンドルーズで彼がプライベートでプレーをしているという噂を聞きつけた近所の人が2000人も押し寄せたと言われています。
引退後もプレーヤーとしてではないのですが、ゴルフとは密接に関わっていて、マスターズ・トーナメントを創設しています。
さらには、そのマスターズが行われる、オーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブというコースの設計もかかわっていました。
今ある大会は彼がいてこそ成り立っているのです。
また、その当時は彼は弁護士を主な仕事としていました。
彼の没後は世界ゴルフ殿堂が設立されることとなり、殿堂入りをした最初の一人にもなっています。