日本に限らず、世界を見ても、最も多く利用されている、スタンダードなゴルフのプレイスタイルはストロークプレーです。
これはグランドスラムに関わる、四大大会の全てがこの方式を採用していることからも明らかでしょう。
他にマッチプレー方式もありますが、年間を通しても開催される数が少なく主流ではありません。
ストロークプレーが採用される背景には、有名プロの姿が多く見られるという保証があるからと考えられます。
ゴルフにも人気というものがありますから、当然主催者側としてはそのような選手が出る場合は最終日まで残って欲しいと思っているでしょう。
そのことを考えると、一発勝負であるマッチプレーは危険です。
ストロークプレーでも予選落ちというものがありますから、絶対に有力選手が残るとは限りませんが、その心配は少なくて済みます。
このような事情から、プロの大会ではマッチプレーが避けられるのでしょう。
そしてプロでストローク形式の大会が増えるということは、アマチュアを始めとした一般のプレーでもストローク形式が増えることに繋がります。
もちろん、マッチプレー方式でコンペを行ってはいけないということはありません。
マッチプレーを採用する場合もありますが、こちらは勝敗が明確になります。
ストローク形式は、基本的に全員がそれぞれ目標に向かう個人競技ですので、腕に差があっても楽しめる形です。
対決色が強くなるマッチプレーは、楽しむにはやや厳しいでしょう。