シニアツアーという、特定の年齢以上の人間だけで行うトーナメントがゴルフにはあります。
しかし、年齢を表すこの言葉の定義は、プロとアマチュアで異なっているという独特の慣例です。
プロの場合、50歳以上というのが世界的に見ても一般的で、一方でアマチュアの場合、55歳からとされている場合が多いですが、60歳以上と定義しているトーナメントも有り、統一はされていません。
現在でこそ50歳からと定められていますが、今も続いている、プロアマ混合で行われる日本シニアオープンゴルフ選手権競技の初開催時は参加年齢がまとまらずに難航したそうです。
JGA、日本ゴルフ協会が主催するアマチュアのトーナメントでは60歳以上と定義されていたのに対し、日本プロゴルフ協会では50歳以上と定義されていました。
この両者が共催するに当たって、年齢はやはり問題になり、結果的にはプロに合わせるという形になりました。
現在のところ、日本ゴルフ協会は55歳からと定義しているようで、それに則る形で55歳という場合が多いです。
しかし、アマチュアトーナメントでは、年齢の基準は競技委員会次第ですので、60歳以上という場合もあります。
それ以上に設定されるケースもあるかもしれません。
一般的には、55歳から65歳をシニアと言うことが多くなり、65歳から70歳の方は「ミッド~」、70歳以上の方を「グランド~」という形で区別しています。
主に競技ゴルフでの参加資格に関する言葉ですので、一般プレイヤーはあまり関係がありません。