2008年よりゴルフ界で採用されたルールが、SLE規制です。
これは日本だけではなく、全世界のゴルファーに影響することとなりました。
SLEとは「Spring Like Effect」の略であり、日本語だとスプリング効果という言葉で表されます。
具体的にはゴルフクラブの反発係数が0.830以内でなければいけないというもので、このルールに適応していないクラブは、高反発クラブと呼ばれているのが実情です。
施行されたのは2008年となりますが、規制が始まったのは1998年まで遡ります。
この時は全米ゴルフ協会がルールを管轄している、アメリカ周辺のみで用いられていたのですが、2002年に世界のゴルフのルールを定めるR&Aで採用され、2008年から全世界でSLE規制を行うと決定されました。
規制という言葉からは厳しい処分が連想されます。
実際にプロの世界では高反発クラブの使用は一切認められていません。
競技で使えば失格、スコアも正式に認定されないという規定となっています。
しかしそれはプロの話で一般人には関係ないと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、日本ゴルフ協会からは、SLE規制は世界共通の守らなければいけない規則であり、競技であろうとプライベートでも関係ないという見解が出されています。
紳士のスポーツと呼ばれるゴルフを行うならば、違反は許されないという意味合いでしょう。
その為、一般人であっても高反発クラブを使うことはルール違反です。
現在は規制施行から時間が経っていますので、クラブはルールに適応したものが売られているでしょうが、一時期は高反発クラブが多く作られていたので、中古で買う場合は注意が必要となります。