2013年にアジアンツアー後半戦の初戦として開催されたのが、マーキュリーズ台湾マスターズです。
台湾G&CCで4日間で開催されました。
2012年は、地元の注目選手であるツァイ・チファンが通算4アンダーで勝利を飾り、地元に歓喜の声を沸かせました。
そしてこれは、彼のアジアンツアー2勝目にもなっています。
2013年は、大会連覇をかけてツァイ・チファンも参戦し、タイのキラデク・アフィバーンラトやインドのガガンジート・ブラーなど、賞金王争いで競っている上位選手も参戦するということで、大きな話題となりました。
後半戦の山場とも言えるこの大会、有力選手が出場するということでも、高い注目度を誇ることになりました。
並みいる強豪を抑えて勝利を手にしたのは、賞金王争いからは外れていた、ノーマークのオーストラリア出身選手スコット・ヘンドでした。
彼は、最終日の首位をそのまま守って見事王者に輝いたのですが、それには理由があります。
最終ラウンドは、アンダーパーをマークしたのがただ一人という、非常にコンディションの悪いコースになってしまいました。
そのため、彼を追う選手がチャージをすることができず、追いつくことが叶わなかったのです。
これほどの難しいコンディションになることは、この大会でも稀で極めて特殊な条件の大会だったと言えます。
また、期待されていた上位選手や台湾の選手も、思ったようにスコアを伸ばすことができずに、圏外に落ちています。
日本人選手では、市原弘大の16位タイが最高位でした。