ゴルフの聖地と言っても過言ではないイギリスで特に古いゴルフ場の一つがローヤルリバプールゴルフクラブです。
ロイヤル・リバプール・ゴルフ・クラブと表記されることが多く、マージーサイド州のホイレイク村の近くに位置していることから、ホイレイクの通称も持っています。
ディー川に面しており、東にはマージー川が流れている、水と関係の深いリンクスコースとなっています。
1869年、レース場として作られたという変わった経緯を持っており、設立当初には競馬場としても利用されていたゴルフ場です。
1897年以降、1967年までに計10回全英オープンが開催されましたが、1967年以降は全英オープンの舞台として使われることがなくなりました。
しかし2006年にはおよそ40年振りに全英オープンの舞台として選ばれており、他にも多数のトーナメントが開催されています。
ロイヤル・リバプール・ゴルフ・クラブの18ホールはロバート・チェンバース氏、ジョージ・モリス氏が設計を担当しており、後にハリー・コルト氏が改造を担当しました。
グリーンから最も遠いホワイトティーからの距離は7218ヤードと非常に長く、アウトコースは3701ヤードと特に長距離です。
フェアウェイが狭いことで知られており、自然の起伏が残されているのでショットが難しく、安定した体勢から打てるティーショットの出来がポイントとなります。
海からの風も強く、ボールが予想外のところに運ばれていくことも珍しくありません。