巨体と、その体から繰り出されるドローボールが特徴のプロゴルファーが、アメリカのジョン・デーリー選手です。
1966年、アメリカのカリフォルニア州生まれであり、4歳と非常に早い時期からゴルフを始めました。
1987年にプロ転向を果たすと、1991年よりアメリカのPGAツアーに本格的に参戦するようになり、同年に行われたメジャー大会の1つ、全米プロゴルフ選手権に出場しました。
補欠だったものの、出場辞退などが重なって本戦に出場したジョン・デーリー選手はこの大会を制し、メジャー大会で初勝利を果たしています。
その後は1992年のBCオープン、1994年のベルサウス・クラシックを制しており、1995年にはメジャー大会の全英オープンに臨みました。
この大会でイタリアのコスタンティノ・ロッカ選手とのプレーオフを制し、20代でメジャー大会の2つを制した4人目の選手となっています。
巨体から繰り出される飛距離に定評があるものの、一気に崩れてしまうことも多く、大味なゴルフを持ち味としている選手です。
全英オープンの優勝以降は、アルコール依存症になってしまったり、結婚と離婚を繰り返すなど、私生活の面でも問題が多発しスランプに陥っています。
その後はPGAツアー以外のトーナメントにも積極的に出場しており、2003年にはアジアンツアーの韓国オープンで勝利しました。
2004年にはPGAツアーのビュイック招待選手権を制しており、1995年の全英オープン以来となるPGAツアーでの勝利を上げています。