1947年生まれの藤村政代プロは、京都が生んだ日本女子ゴルフ界の大重鎮で、東村史郎プロに師事し、サンドウェッジを得意とするベテランプレイヤーです。
彼女は1975年に大雪山女子オープンで3位タイを記録したのを始め、いすゞレディースカップトーナメントや、くずはローズカップで好成績を収めました。
1980年代にも紀文レディースクラシックや沖縄牧自レディースゴルフなどの国内トーナメント大会で表彰台に登り、1990年代にはアサヒビール・大橋巨泉ゴルフトーナメントで優勝という経歴を持っています。
主に70年代から90年代前半にかけて活躍したプロですが、国内優勝2回、未公認国内大会でも1回の優勝経験がある大ベテラン選手でもあるのです。
生涯獲得賞金は94,556,301円となっており、173位を記録しています。
彼女の力強い確かな技術は、土井伝美プロに感銘を与え、その熟練した技術は着実に若手へと受け継がれていっているのです。
ティーチングプロA級の資格も有しており、1994年から彼女の所属クラブである京都しょうざんゴルフクラブでは、レッスンを持っています。
「苦手を克服するのもいいけど、長所を伸ばしたらどうや?」という、彼女の京都訛りのあるアドバイスに救われた現役プロ選手も多いことでしょう。
彼女の暖かな人柄と、その熟練した技術はゴルフ初心者だけではなく、現役のプロ選手からも、尊敬の眼差しで見つめられています。