日本独特の習慣で二つあるグリーン、サブグリーン
サブグリーンとは、ホールにあるもう1つの使われていないグリーンのことです。
なぜ2つあるかというと、芝の育成に関係しています。
夏と冬とでは育つ芝が違うことから、使用できるグリーンを使うようになっています。
ただし最近のコースではこのように2つ使うことはあまりなく、1つしかないところも多くなっています。
2つあるときは使用する方をメイングリーンと呼びます。
サブグリーンにボールが乗ってしまったときは罰打はなく、ニヤレスポイントに置くことになります。
ニヤレスポイントとは、カップに近い場所の外側になります。
しかし、単純にその場所を選んでしまうと、有利に働いてしまうこともあることから、もう1つの規定があります。
それがホールに近づかない場所にドロップするということです。
また、カラーはグリーンに含まれないということが一般的ですが、ローカルルールでは含まれているときもあるのでコースによって違いがあります。
しかしこれはアマチュアゴルフのルールであって、正式にはボールがどこにあろうがあるがままの状態でプレーしていかなくてはなりません。
プロゴルファーのトーナメントではこのルールが適用されますし、アマチュアであっても正式な競技会では、ドロップすることはありません。
そして、このようなサブグリーンというのは日本独特のもので海外で見られることはありません。
なぜなら、海外では芝の育成が一定で、季節に分けて使い分けるということがないからです。
この記事を読んだ方は下記の記事も読まれています
- グリーンが使えない冬場に仮設として作られる、テンポラリーグリーン
- 砲台グリーンとも呼ばれる、エレベーテッドグリーン
- 今はもう少なくなった、日本伝統のグリーン、高麗グリーン
- グリーンオンしたら最初にするエチケット、グリーンフォーク
- ツーグリーンは、日本でのみ使われている独特のシステム
- 最も一般的に使われている芝を使ったグリーン、ベントグリーン
- 規定打数マイナス2打でグリーンに乗せる、パーオン
カテゴリー:ゴルフ用語